🇯🇵🇩🇪 日本語で話すと性格が変わるの?ドイツ語と日本語の違い🇩🇪🇯🇵

どうもMaxieです!今回は、サンドラ・ヘフェリンさんとのコラボ動画です。ドイツ語と日本語の違いについて、色々と意見を伺うことができました。

Maxie「こんにちは~!」

Sandra「こんにちは~!」

Maxie「自己紹介をお願いします。」

Sandra「え~と、サンドラです。ドイツと日本のハーフです!最近、『体育会系 日本を蝕む病』という本を出しました。日本とドイツを比較しながら書いていますので、興味のあるかたはぜひ読んでみてください!」


サンドラ・ヘフェリンさんのプロフィール

ドイツのバイエルン州ミュンヘン出身の日独ハーフ。日本語とドイツ語の両方を母国語に持ち、本の出版やコラムの連載などで活躍。テレビ番組の『ここがヘンだよ日本人』に出演したことをきっかけにタレントとしても活躍されている。

新しく執筆された『体育会系 日本を蝕む病』は、昔から日本にある体育会系の文化を海外と日本の比較を交えて書かれている。学校の組体操事故や会社でのパワハラ、プロのスポーツ団体ですら体育会系の文化による問題が明るみになるなど、未だに解決の兆しが見えない。そのような状況を改善すべく、真剣に考え、解決策を述べた一冊。

体育会系 日本を蝕む病 (光文社新書):https://amzn.to/325zQ69

サンドラさんのホームページ:http://half-sandra.com/


ドイツ語と日本語で話すときに性格が変わる?

Maxie「今日はですね、ドイツ語と日本語で話すときに性格が変わるというテーマです。」

Sandra「変わる変わる!」

Maxie「どんな風に?私は日本語、英語、ドイツ語、それぞれの言語で話しているときにキャラが違うと、よく友達に言われます。サンドラさんはどうですか?」

ドイツ語で話すと冗談がスッと出なくなった・・・

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Sandra「私もね、自分でキャラは変わるなと思う。最近は日本のほうが長いから日本語で色々と話しているってのもあるんだけど、ドイツ語をあまり使っていないから冗談がポンッと出なくなっちゃった。(笑)日本語とドイツ語の両方で育っているから、本当はドイツ語も母国語なんだけどね。」

Sandra「たとえば、これはこうれでこうですねみたいな話はできるのね。でも、気の利いた冗談はドイツ語を話してないから出なくなっちゃって・・・。だから、ドイツ語で話すとすごい硬い人に思われる。(笑)」

Maxie「あーノリがわからなくなるみたいな。(笑)」

Sandra「そうそう。(笑)だから、今は日本語のほうが話しやすいね。」

久々にドイツへ帰ると素早い反応ができないことがある・・・

Maxie「5年くらい日本に住んで久しぶりにドイツへ帰ったんです。その時にパン屋さんへ行ったんですけど、日本はどんなパンにするか悩んでも待ってくれるじゃないですか?」

Sandra「うん!怒られないよね。」

Maxie「ドイツでは、どれにするのってすぐに聞かれて、凄いビビりました。ドイツ語で内容を理解できても反応がちょっと遅いなって思いましたね。」

Sandra「あーなるほどね。ドイツはお店でも早く選ばないと怒られるよね。(笑)」

Maxie「ハハハ。(笑)」

Sandra「私はバイエルンのミュンヘン出身なんですけど、とくにここはみんなとてもせっかちだから。たとえば、小銭を出すときにモタモタしてるとせかされたり。(笑)」

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Sandra「あと、さっきも少し話したことだけど、日本で日本語を話しているときは明るそうとかオープンそうとか言われるけど、意外とドイツでドイツ語を話しているときは真面目そうと言われたり心配されることもある。」

Maxie「心が病んでるの?みたいな。(笑)」

Sandra「そうそう。大丈夫みたな?(笑)なぜそう言われるのかというと、日本生活が長くてドイツ語での冗談がパッと出ないからなんだよね。だから、今は私の場合は日本語のほうがしっくりくるかな。」

日本語をマスターしているとはいえ、日本の生活における日本語の話し方はどうでしたか?

Maxie「ドイツのミュンヘンから日本に来て、語学として日本語が出来ても、生活や習慣における日本語の話し方はどうでしたか?」

Sandra「20年前に日本に来たとき、すでに日本語はできていたんだけど、やっぱり色々と戸惑うことはありました。たとえば、アルバイトや仕事とかで、下っ端は下っ端らしくしていないといけないとか。日本は新人はこうとか先輩はこうとか、ハッキリしてるじゃない?ドイツも多少はあるけど。」

Maxie「うん!多少しかない。(笑)」

Sandra「日本だと敬語の言葉使いがあったりとか、飲み会では新人が先に来て色々と手配したりとか。お花見の場合なら、新人が先に行って場所取りをするとか、色々とあるじゃないですか。それがね、分かんないから大変だったりしたよね。(笑)」

Sandra「あとは、日本語は出来たんだけど、ドイツ語での言い回しがちらほらでちゃうみたいなのがあって。たとえば、バスに乗ろうとしたら目の前でバスが行っちゃったとき、ドイツ語ではAh, mein Bus!みたいに言うんだけど、日本語でもそのままああ私のバスが行っちゃったって言うときがあって。日本ってあまり私のバスっていう言い方はしないよね。(笑)」

Maxie「ハハハ。(笑)」

Sandra「私のはいらなくて、バスが行っちゃったでいいのに、いつも私のとか私がとかが多かった。たとえば、今日は買い物行ったよというとき、私は今日買い物に行きましたとか。やる?私は?(笑)」

Maxie「うんとね、私は今オンラインでドイツ語を教えていて、日本人の中にはドイツ語の主語を忘れちゃうケースがありますね。たとえば、文章と文章のあとの主語とか。話し言葉で覚える人だと、あとから文法のルールを教えるのに苦労することもあるし、だから逆パターンもあると思うんですよね。」

Sandra「うんうん!難しいね。Maxieはどっちがいい感じ?自分の気持ちとしてドイツ語のほうがしっくりくるのか、日本語なのか。」

Maxie「う~ん。でも、たまに英語で話すと気持ちを表現できないことがあるんですよね。日本語だったらえぇ~!みたいな反応をするとき、英語だとできない。(笑)」

Sandra「ハハハ。(笑)」

Maxie「そういう妙なことがある。」

Sandra「そうね。そういうのある。ドイツ語と日本語でもあって、みんなで食事をしているときにランチが凄い美味しかったとき、日本語だったらああ美味しいと何度言ってもおかしくないけど、ドイツ語の場合は何回も繰り返すとえ?って言われちゃうね。1回言うのはいいんだけど、日本語みたいにああ美味しい!ああ美味しい!と何回も言うのはできないんだよね。」

Maxie「そう!あと、私は日本に住んで2年目くらいのときに母親と電話をしていてシーンとして聞いてるよって言われたことがある。心配されたり、まだいるの?って言われたり。(笑)」

Sandra「大丈夫みたいな?(笑)」

Maxie「そう!ドイツ語の電話の見てないんだけど聞いてるみたいな。(笑)」




【結論】日本語で話すと性格が変わるのは本当!


いろんな国の言葉を話せる人の間では、日本語で話すときは性格が変わる、またその逆もある、というのは良く耳にしますが、今回はこの都市伝説のような話は本当という結論で終わりたいと思います。

日本語は細かい表現がたくさんあり、ドイツ語や英語はストレートな表現をしやすく、そのような違いによって性格が変わってしまうという面白い言語の不思議でした。

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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

https://www.german-interpretation.com
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