ドイツ語で日常会話ができるまでどのぐらい時間かかった?

◆ドイツ語で日常会話ができるまでどのぐらい時間かかった?



Maxie「まず、どうしてドイツ語を勉強しようと思った?」

Himawari「もともとはドイツ語を勉強したいと思ったというよりは、デンマークに留学したかったんだよね。だから大学の第二外国語を選ぶとき、デンマーク語に近くて、しかも週4回授業があるドイツ語を選んだ。勉強するからにはドイツ語をちゃんと喋れるようになりたくてボンやミュンヘンに留学もしたし」

Maxie「よくネットの広告なんかで『1週間で外国語をしゃべれるようになる!』っていうプログラムがあるけど、ひまちゃんは、自分で日常会話ができたりとか友達ができたりとか「ある程度しゃべれるようになった」と思うまでどれくらいかかった?

Himawari「ドイツ語を始めたのが大学1年の4月からで、その年の8月に、ボンに4~5週間留学したんだけど、その時には「ちょっとドイツ語力が上がったな」と思った。スーパーでの買い物やバスでの移動の際に使ったり、クラブなんかで遊ぶときに現地の友達としゃべったりして日常会話でも使えるようになったのが大きかったと思う。だからトータルで5か月くらいかな」

Maxie「日本で勉強してた時にはどのくらいのレベルまで力がついた?」

Himawari「大学で週に4回のクラスを4~7月まで受けていたから、基本的には話せたと思う。その時のクラスがA2という下から2番目のクラスで、A2は日常会話には困らないレベルは習得できるよね?ちゃんと自分の行きたいところへのバスの切符を買ったり、タクシーのドライバーに伝えることができるレベルになってから留学した」

◆ドイツは勉強してから行くべき?現地で勉強を頑張るべき?

Maxie「ドイツ語を少しでも勉強してからドイツに行くべきと思う?それともドイツ語が全く分からなくてもドイツに行ってから勉強するほうがいい?」

Himawari「少しは勉強していった方がいいかな。少しでも勉強して、知ってる単語や知ってる言い回しがあれば、ドイツの人に伝えることもできる。そして、それに対するドイツの人の返しをきいて「ああ、こう言う使い方をするんだ」というような勉強の仕方ができるから。ドイツ語を本当に勉強したいならそこは大事なポイントかもしれない。ドイツは、ドイツ語で話しかけて、ドイツ語でコミュニケーションをとりたいって考えてる人にはドイツ語で返してくれる人が多いような気がする」

Maxie「語学のクラスはTOEFLやTOEICのスコアによってレベル分けされるのかな。よく言われるのが、日本人は、筆記の成績がいいけど、話せないから筆記テストでレベルが高いクラスに入っても、全然会話ができなくて違うクラスになることもあるって」

Himawari「あぁ、そうね。ドイツ語は文法がすごく難しいじゃない。日本人はかっちり勉強しすぎて発音がついていかないとか言い回しがついていかないとかあるよね」

Maxie「私が思うのは、文法を勉強しすぎてドイツ語についていけなくなる人が多いような気がする。文法を学ぶだけでドイツ語をあきらめるリスクが高いのはもったいないと思う」

◆ドイツ語を勉強するのにおすすめの方法や取っておきたい資格はある?

Maxie「ドイツ語を勉強するにあたって何かおすすめの教科書ってある?」

Himawari「私はドイツ語の授業で使っていた教科書と、それにプラスしてミュンヘンやボンに行ったときに、ドイツ語で書かれた日本の漫画を買って勉強してた。漫画の中身はすべてドイツ語だけど、自分が知ってる漫画だと、内容も頭に入ってくるし日本語のバージョンを知ってるから「あ、それドイツ語で言うとこうなるんだ」という発見があって、実生活でも使いやすいよね。こういう学び方は楽しいなと思う」

Maxie「楽しく勉強できるのがいいよね」

Himawari「あとは、私は耳から言語を覚えていくタイプだから、ハリーポッターのドイツ語版も見た。ドイツ語が分からないときは、英語の字幕を付けて観ると、ドイツ語が耳から入ってくるし、映画も面白いと思ってる内容だから最後まで観ることができた。何度も見ているうちに徐々にわかるようになってくるよ」

Maxie「話すのはどうやって勉強した?」

Himawari「大学で週4回の授業のうち2人がドイツ人の先生だったから、先生と話してみようとか。その先生の一人が、利用する駅が同じだったから、見つけると「よぉ」って感じで話しかけてた」

Maxie「書くのはどう?」

Himawari「書くのは、テストで書いていたりとか、ドイツ研究のゼミに入っていたので、プレゼンなんかはドイツ語で書く必要があったから、いっぱい書いてたよ。今私は、ドイツ系の企業に勤めていて、メールなんかは英語とドイツ語の両方で来るから、ドイツ語の方を読んで覚えて、自分なりのキャッチアップをしてる」

Maxie「ドイツ語に関して学生時代にとって良かった資格とか「ドイツ語がほんとにできるよ!」ってアピールできる資格とかあれば教えて?」

Himawari「日本国内で働くのなら、ドイツ語検定を取っておくといいと思う。ただ、海外や外資系の会社で働くのであれば〇〇や△△の資格の方が通用するかなと思う」

◆ドイツ語は楽しくてパーフェクトな言語!

Maxie「最後にこれからドイツ語を勉強したいという人に向けて一言!」

Himawari「ドイツ語はすごく楽しい言語だと思う。ドイツは、ミュンヘンを1歩出ると言葉が全く違うから、そういった方言を吸収していくのも楽しい。その土地ごとに言葉が違って、別の国の言葉に似ているなと思うこともあるから、そういった楽しみ方ができるのであればドイツ語はパーフェクトな言語だと思うし、EUの中心の国でもあるから市長の演説なんかも何を言っているか自分の言葉で分かるともっと楽しくなると思う」

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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

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