日本とドイツの大学どっちがいい?

●日本とドイツの大学どっちがいい?

Maxie「私はドイツではボン大学、日本では早稲田大学に行っていました。違いは早稲田は東京にあるから大きな町、ボンは小さな町にある大学というイメージ。まずはドイツの大学のいい点3つ紹介していきます。」

ドイツの大学の良い所3選!

ドイツの大学図書館は24時間空いている!

ドイツの図書館はとても綺麗でしかも24時間空いています。

また、図書館に付属のカフェがあり、本を借りていると格安でコーヒーを飲むことが出来ます。

日本の図書館では大学でも公共でもそうですが、飲食禁止のところがほとんどなので図書館にカフェや食事処が付いているのは新鮮です。

またカフェが付いていることで一人での勉強はもちろん、友達と話し合いながら研究を進めていくことが出来るのがいい点であると言えます。

ドイツの大学図書館はその建物の見た目も日本人にとっては特別に映るのではないでしょうか。

例えば、ベルリン、フンボルト大学の図書館は有名なスイス人建築家が手掛けたこともあり観光名所としても知られています。

蔵書数も200万冊と、ドイツ国内においても最大級の図書館と言えます。

他には南ドイツのハイデルベルク大学の図書館はドイツ最古の大学と言われ、14世紀に大学と共に図書館も建築されました。

ここにはフンボルト大学よりも多い320万冊以上の本があり、その中には歴史的に見ても重要な書類や文化財なども数多く残されています。

更には何回かの改修工事を経て、現在ではまるでお城かのような外見をしているこの図書館は観光客にも人気があります。





ボンの町は小さくて移動がしやすい!

Maxie「もう一つはボンの町ですね。大きい町と違って交通費がかからない。というのもドイツの大学生は半年に一度の支払いでバスと電車乗り放題、みたいなチケットがもらえるんです。」

ボンの町に限らずドイツの大学は一つの町、一つの都市に大学が一校あると言った場合が多く、学生のほとんどは自分の通う大学の町に住んでいます。

もちろん中には違う町から通ってくる生徒もいますが、電車、バス乗り放題チケットがあるため移動がしやすいそうです。

またドイツでは夜中でもバスが走っており、パーティーに行っても夜中の1時、2時でもバスがあるので帰ることが出来ます。

日本では遅くても23時ごろには最終便になってしまうのでドイツのバス事情は驚きます。

バスが通ることによって女性でも男性でも夜の町を安全に帰ることが出来ます。

夜になると昼と比べてバスの本数は減ってしまいます。

ですが昼と違い、遠回りをして運行しているので時間はかかりますがより自分の家、寮の近い場所に停まってくれることが多いようです。

これらのことからドイツでは車を持っていなくとも快適な生活を送ることが出来ます。






友達が作りやすい!

Maxie「三番目にはすごく友達が作りやすかったですね。私が通っていた学部は人数がそこまで多くなくて難しいから段々と人数が減っていく傾向にありました。そうすると学部生全員と友達とまではいかなくても知り合いにはなれました。」

ドイツの大学は学部にもよりますが、人数が少ない所もあり、また進級に関するテストが難しいと言う部分から段々と人数が少なくなっていく傾向にあります。

そのため、学年が上がるにつれ学部内の学生全員と面識を持つようになり、積極的でない人でも友達が作りやすい環境にあるようです。







日本の大学の良い所3選!

サークルが楽しい!

Maxie「サークルでは勉強する友達とはまた違った日本人の友達が出来て皆と同じ目標に向かって活動が出来るのは良かった」

日本の大学にはどの学校にもサークルはあると思います。

また、体育会系、文科系とそれぞれ多くのサークルがあり、スポーツなら大会に向けての練習、文科系なら発表に向けての準備など各々が目標を持って日々活動をしています。

日本には大きなイベントとしてそれぞれの大学で文化祭があります。

ドイツにもスポーツサークルはあるようですが、学校全体でのイベントはあまりなく、海外の留学生にとって日本の文化祭は新鮮なようです。









仕事(アルバイト)が多い!

Maxie「早稲田大学は東京にあるから仕事がとても多いです。仕事が多いと言うことはアルバイトの機会が沢山あります。」

アルバイト数は日本の大学でも場所や地域によって変わってきてしまいますが、東京はもちろん、都会であればあるほど探しやすいです。

お店の数が多いほど様々な職種がありますし、海外からの留学生にも優しい仕事が探しやすい傾向があります。

仕事があると言うことはお金を稼ぐことができ、ある程度生活に余裕ができます。

ただ、若干、物価の問題があるため、稼いでもその分出ていく金額も多くなってしまうことがあります。










大学院時代の周りの環境

Maxie「私が早稲田の大学院に通っていた時は一緒に大学院に通う生徒たちは皆まじめな人が多く、周りの人が自分よりも勉強ができると自分ももっと頑張ろうという気持ちになる」

日本の大学院制度は大学4年間の終業を経てなお、まだ自分が学びたい分野の研究を進めていく制度となっているものが多いです。

そのため今まで自分が過ごしてきた環境よりもさらにレベルの高い環境での学習、研究を進めることができます。

周りが自分よりも優秀だと自分も追いつけるように頑張ろう!という気持ちになれるので自身の能力も伸ばすことが出来ます。

そんな周りと切磋琢磨しながら学べるのが日本の大学院の良い所のようです。








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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

https://www.german-interpretation.com
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