ケーキ食べたい?ドイツのケーキを14種類紹介する。

ケーキの時間です!みんなー、ケーキ食べたいですか?!今日はドイツのケーキを14種類紹介していきたいと思います。

マルチパン(Marzipan)

まず、日本ではお菓子としてはあまり知られていないのですが、ドイツにはマルチパン(Marzipan)があります。マジパンは砂糖で作られていてとても甘い!です。その甘いマジパンを使ったケーキもありますし、お正月になると、マジパンで作られたブタなど動物の形をしたお菓子もあります。

なぜブタなのかというと、翌年の運がよくなるといわれているからです。そういう理由からみんなお正月になるとマジパンを食べる習慣があります。

シュペツクォーラス(Spekulatius)

次はシュペツクォーラス(Spekulatius)です。もともとライン川周辺のお菓子として有名なクッキーです。ちょっとジンジャーやナモンが入っているので独特の風味があって、クリスマス時期や真冬になると食べられるお菓子です。

シュトレン(Stollen)

つづいては、日本でも最近人気が出てきたシュトレン(Stollen)です。シュトレンもクリスマスのお菓子です。とってもヘビーなお菓子で、ケーキの上部には砂糖が振りかけられていて、中には先ほど紹介したマジパンやレーズンなども入っているお菓子です。洋酒も入っていて長期保存もできるので、クリスマス前に少しずつ食べます。「ドイツのお菓子が食べたいな」と思ったら、最近日本でもよく売られているのでシュトレンにチャレンジしてみてください。

レープクーヘン(Lebkuchen)

レープクーヘン(Lebkuchen)はいろいろな香辛料を使っているため、風味が独特で、私は苦手なんですけど、クリスマスマーケットですごく有名なドイツのお菓子です。好みが分かれると思いますけど、機会があれば一度ドイツのクリスマスマーケットで食べてみてください。


シュネーバル(Schneeball)

最近ドイツではシュネーバル(Schneeball)というお菓子が流行っています。シュネーバルとは雪玉の意味で、大きめのボール型をしていて、そのうえにチョコレートやホワイトチョコがかかっています。オーブンで焼いているのでアツアツのお菓子ですが、これもちょっと重めのお菓子です。

ダンプフヌーデル(Dampfnudel)

ダンプフヌーデル(Dampfnudel)はオーストリアに近い南ドイツ、アルプスなどの近くのお菓子でふわっとしたやわらかいお菓子です。上にはバニラソースがかかっていて、お菓子のなかにはジャムが入っているものがあります。アルプスでスキーなどをしたあとに甘いものを食べたくなったら食べるのもいいですね。


バウムクーヘン(Baumkuchen)

バウムクーヘン(Baumkuchen)は日本でもおなじみですね。ドイツと日本のバームクーヘンの違いは、堅さです。日本のバームクーヘンはちょっとやわらかいなと感じます。ドイツのバームクーヘンはもっと硬くて、うえにチョコレートがトッピングとしてかかっていることが多いです。面白いのは、ドイツよりも日本の方がバームクーヘンの人気が高いところです。ドイツではバームクーヘンは専門店に行かないと売っていないですが、日本はどこでも売っているので、日本に来た時にとても驚いた記憶があります。

シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(Schwarzwälder Kirschtorte)

シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(Schwarzwälder Kirschtorte)は、黒い森(Schwarzwald)地域で有名なお菓子です。人気が高く、今ではドイツ全土で食べることができるんですけど、もともとは黒い森地方で作られているサクランボ酒を使ったケーキです。

こちらも結構重いです。強いサクランボ酒が入った濃厚なチョコレートのスポンジの上に生クリームが載って、サクランボが飾られています。とても重いですが、黒い森地方に行った際に本場のこのケーキを食べてみるのもおすすめです。

モーンクーヘン(Mohnkuchen)

モーンクーヘン(Mohnkuchen)は、ケシの実の粉とバターと砂糖を混ぜたフィリングを詰めたお菓子で、食べると歯が黒くなってしまうようなお菓子です。モーンクーヘンはパン屋さんでもお菓子屋さんでも買うことができますが、家庭で作られるホームメイドのお菓子です。

シュトロイゼルクーヘン(Streuselkuchen)

シュトロイゼルクーヘン(Streuselkuchen)も家庭で作られるお菓子です。誕生日やお友達が遊びに来る日にお母さんが作ってくれます。フィリングには果物が使われることが多いですが、お菓子の上には、小麦粉やバター、砂糖を混ぜたシュトロイゼルというサクサクとした生地がのっています。

アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)

アプフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel)はドイツにいったら是非食べてほしいケーキのひとつです。こちらはいわゆるアップルパイです。パイシートのなかに煮たリンゴを包み込んでいて、上には砂糖を振りかけています。場合によってはバニラアイスと食べることもありますし、バニラソースや生クリームをかけることもあります。

本当においしいので、リンゴが好きな方には是非食べてもらいたいです。

ケーゼトルテ(Käsetorte)

ケーゼトルテ(Käsetorte)は簡単に説明するとベイクドチーズケーキですね。ケーゼトルテにはクワルク(Quarktorte)というチーズが使われています。クワルクは日本ではあまり売られていないチーズでヨーグルトに似た食感です。そのため、ケーゼトルテの食感も日本のチーズケーキとは全く違います。またドイツのケーキにはしっかり砂糖が入っているので、日本のケーキよりも甘く、コーヒーにはぴったりの味わいです。

ビーネンシュティッヒ(Bienenstich)

ビーネンシュティッヒ(Bienenstich)は、ビーネンが『蜂』を指すので「蜂に刺された!」という意味を持つお菓子です。上にははちみつがしみ込んだスライスアーモンドが載っていて、スポンジの間には濃厚なクリームがサンドしてあり、とても甘いケーキです。ドイツのパン屋さんやお菓子屋さんで購入できるポピュラーなお菓子です。


ドナウヴェレ(Donauwelle)

最後に紹介したいのがドナウヴェレ(Donauwelle)です。ドナウヴェレはドナウ川周辺が発祥のお菓子ですが、こちらもドイツ国内どこでも買うことができます。スポンジの間にはサクランボが入っていて、上にはチョコレートがトッピングされていてとてもおいしいです。

食べたことがあるドイツのお菓子はありましたか?もし食べたことがある方は感想なども聞かせてくださいね。

それではTschüss!

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Maxie Pickert

【講師紹介】Pickert Maxie(ピカット マキシー)

ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信している。

日本語能力試験1級 TOEIC 890

https://www.german-interpretation.com
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